昨年から通い始めてくださっているある生徒さまのお話しです。
ご主人の看病・介護を終えられ前からずっとやりたいと思っていたリボンレイを習いたいと当教室にお越しくださり、インストラクターコースをスタートされました。そのときに彼女が、
「ずっとやりたいと思っていたのにこの年になってしまって。始めるのが遅すぎちゃって」と。
お話を伺ってみるとご家族で行っていたハワイで知ったリボンレイ。習いたいと思いながら子育てに追われ、ご主人のお仕事を手伝い、そしてそのご主人の看病と介護に追われていたと。前も書きましたが女性は仕事・家事・育児など生活スタイルがとても変わりやすいですよね。今はだいぶ自分の時間を使いやすい時代になった気がしますが昔はなかなか自分の時間なんてもてなかったと思います。でも何年も思い続けたリボンレイのことを忘れず教室を探して当教室をみつけてくださったことにとてもご縁を感じています。
今では2、3週間おきに通ってくださり1レッスンで何本ものレイを作られています。ノートも必死に書いてレッスンを受けてくださっています。その姿を見て、私も必死にノートを書いてまとめてたなと思い出しました。
「いつもリボンに触りたくてうずうずしちゃって」とおっしゃる姿を見てリボンレイを始めた頃の自分の姿と重ね合わせました。きっとリボンレイの魅力を存分に伝えてくれる素敵なインストラクターになるでしょう。
「やりたい、やってみたい、すごく好き」その気持ちがあれば何かを始めるのに遅すぎることなんてない。強い気持ちをもっている人の頑張りはすごいものです。その彼女の頑張りを精いっぱい支えてあげたいと思います。